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健康診断でeGFR値が低いと診断されたら?

eGFRとは

推算糸球体ろ過量(estimated glomerular filtration rate: eGFR)のことです。

腎臓のろ過能力を正確に調べるには1日畜尿してクレアチニンクリアランスで検査しますが、大変なので、血液中のクレアチニン濃度を測定し、年齢、性別で補正しeGFR(推算糸球体ろ過量)として代用します。

自分の腎臓のはたらきを数字で知ることができます。eGFRは100点満点の学校のテストの点数に例えると分かりやすいです。

学校のテストはだいたい60点以上で合格点ですが、60点を切ると注意が必要なのはテストもCKD(慢性腎臓病)も同じです。

健康的な生活を送っていても加齢により徐々に減少していくのが通常です。

eGFRが低下しやすい要因

腎臓のろ過機能が低下する要因としては、高血圧、糖尿病、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎など様々な病気があります。

いずれの病気でも放置すると、eGFRは徐々に低下して末期腎不全に至ったり、心筋梗塞や脳卒中などの発症率・死亡率が高くなることがわかっています。

eGFR値が低いと診断されたら早めの受診を

腎臓の病気は自覚症状が出ないため、発見が遅れやすく、また一度悪くなってしまうと機能を回復させることはできません。

そのため数値の低下がわかった時点から、いかに機能の低下を緩やかにしていくかが重要になります。

eGFR値の異常を指摘された際は、腎臓内科を受診しましょう。

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